2008年1月25日金曜日

建前がある以上は、それを建てろと言われたら建てざるを得ないわけで

公序良俗に反する歌詞を含む楽曲について

 クリプトンがニコニコ動画でちょっとHな歌詞の歌でコアなファンを持つデッドポールPの作品に対して、権利者として削除申請した件についてちょっと考えてみました。

 クリプトンがユーザーコンテンツに対してストップをかけたのは、同人エロ抱き枕カバーについで2回目だと認識しているのですが、
 このとき、そのサークルが出そうとしていた同じイベントで初音ミクの公式ライセンス商品に抱き枕カバーがありました、これを出していたのはクリプトンではなくフロンティアワークスだったと思います。

 萌えグッズにおいて、エロ要素というのは大きな影響力を当然持っています、公式でライセンス取得しているがゆえにその強力な武器を使えない場合、当然のようにその規約を決めた権利者に文句が来るのは容易に想像できるでしょう。

 そして今回の件、一般視聴者からの通告があったため調査した、とあります。
 そもそもニコニコ動画で育ったといっても過言でない初音ミクです、超有名な数曲に比べればマイナーとはいえ、10万以上再生されている曲をクリプトンが認識していなかったとはとても思えません。

 そして初音ミクに使われているVOVALOID技術は、その技術提供をしているYAMAHAからして、この技術を使った公序良俗に反する歌詞の公開を禁止しています。

 当然元の声となった声優の方との契約にも、利用条件についての制約があるでしょうから、建前として公序良俗に反した歌詞の公開は禁止せざるをえないわけです。
 でも、この世界は、探さなければ知ることが出来ない世界、なので知っていても黙認していることは出来るわけです、他の誰かが言ってこなければ

 デッドボールPの調教能力、そしてなによりもコンスタントにクオリティが高い曲を作る作曲能力を、音楽を作るツールで食べているクリプトンが評価してないわけはないと思います、でも建前があって、その建前に反したことをしているのをなぜ放置しているのかと問われれば、真摯であるが故に対応せざるを得ない のではないのかと思うのです。

 ユーザーコンテンツのためのツールを売ってるのに、ユーザーコンテンツの公開を止めないといけないという矛盾への苦悩が、ピアプロ開発者ブログにおける文章の行間に感じられます。

 露骨な表現を一切使っていないけど、その歌詞の意図は中学生でも解りそうなシュークリームのうた を削除していなかったりするところからも、本音が見え隠れしている気がします。

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